普段飲みもビールのように、気軽に日本酒を飲みたいという方におすすめなのは静岡が誇る藤枝市の日本酒、青島酒造の「喜久酔」です。
海や山の風光明媚なリゾート地に恵まれる静岡、実はその静岡が豊富な日本酒どころであるのは意外にも知られていません。
今回は静岡の中部、旧東海道沿いにある酒蔵、青島酒造の普段飲みに最適な日本酒と、静岡の名水の良さを感じる特別感あふれる日本酒もご紹介します。
普段飲みおすすめ静岡の日本酒!名水が生む美酒〜喜久酔〜
「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」
その昔、江戸時代の旅人たちが東海道を歩きながら残した言葉として、今でも語り継がれています。
現在でもまさにその言葉通り、箱根駅伝のマラソンランナーが心臓やぶりといわれる峠を息せき切って走る姿は、箱根の峠がいかに昔から難所であったかを思わせます。
そしてその峠をこえると間もなく、広く雄大に流れる川が目の前にあらわれるのです。
水の量が豊富なその川は大雨になると、暴れ川とも呼ばれるほどで当時はなかなか越せなかった旅人が多く、静岡の風光明媚な大井川は、今でもそのように語り継がれているのです。
旧東海道沿いにある藤枝市上青島の青島酒造、江戸中期創業の由緒ある酒蔵です。
島田市との市の境でこの辺りは東海道五十三次で知られる江戸の名残残る酒蔵が多く存在し、静岡の美酒を生み出す蔵もとても多いのです。
家飲み人気急上昇中の「喜久酔特別本醸造」
そんな風光明媚な東海道の藤枝が誇る酒蔵が生んだ、コスパ抜群のこれぞ普段の家飲みにピッタリ!という日本酒があります。
それが青島酒造の「喜久酔(きくよい) 特別本醸造」です。
dancyu(ダンチュウ)誌で「毎日でも飲みたい酒」第1位に輝いたといわれる優れもの日本酒。
仕込み水に大井川の伏流水を深さ5メートルの井戸からくみ上げて使用しているというこだわりの酒造り。
その味わいは、スッキリと優しい辛口、山田錦60%使用で静岡酵母が生きる上品な吟醸香が、なんとも心地よい香りです。
お酒はわき役、料理との相性を考えて楽しんでもらうのがモットーという、青島酒造の専務さんの意気込みも感じられます。
冷酒でよし、常温でよし、ぬる燗(40度)でよしというオールマイティーでありながら、質の良さで定評のあるまさにロングセラー的存在の、静岡のお酒です。
また一升瓶でも2000円代で楽しめるのが魅力、まさに毎日に寄り添うお酒なのです。
煮物にもお漬物にも、イタリアンの海鮮メニューにもあいます。ぜひおためしを。
静岡の名水が生む美酒!「喜久酔大吟醸」
青島酒造の「喜久酔」を普段飲みで納得していただけた後は、何といっても大吟醸です。
アルコール醸造の良さが決めてとなる本醸造酒に対し、吟醸酒は日本酒の原料となる水と米の良さを、より実感して楽しむことができます。
年に一度、静岡の美酒が勢ぞろいする日本酒のイベントである「志太平野美酒物語2017」では喜久酔の仕込み水が大吟醸と一緒にふるまわれました。
澄みわたる上質な水のように、喉を流れる大吟醸の味わいは絶品!
平成14年度、平成20年度の静岡県新酒鑑評会で吟醸酒部門第一位(県知事賞)受賞歴を持つ逸品です。
ゆっくりと飲みたい週末の夜に、お刺身と一緒によく冷やして一杯いかがでしょうか。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
毎日の家飲みの日本酒も、日本酒好きならちょっとこだわってみるのがおすすめ。
静岡の名水とお米が生んだ日本酒、東海道のロマンを感じる静岡の日本酒で晩酌タイムをぜひ堪能してください。
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