甘くて飲むと体中からほっこりと温めてくれる甘酒は美容効果として女性や健康志向な人にとても注目されている飲み物で、”飲む点滴”なんて言い方もします。
日本酒も美容健康に良いとされていますが、日本酒よりも効果があって毎日飲みやすい甘酒はお酒の弱い方や子供、お年寄りの方にも人気です。
今回は甘酒の健康や美容の効果と作り方を簡単にまとめてみました。
最後にはおすすめの甘酒についても紹介しているのでぜひ一度味わってみてください!
- 美肌効果
- アンチエイジング効果
- ダイエット効果
- 保湿効果
- 便秘解消
- 免疫力アップ
甘酒の知られざる美容効果
「知られざる」と書きましたが、かなり最近では甘酒の健康と美容への効果が知られてきていますね。
テレビや雑誌などでも取り上げられることが多くなり、スーパーでも数多くの甘酒商品を見かけるようになりました。
ついにはこんな商品まで・・・
今一度その驚くべき効果について見てみましょう。
美肌効果
甘酒に含まれるコウジ菌は抗酸化作用を持っているのでシミや黒ずみを解消・抑える効果があります。
アンチエイジング効果
抗炎症作用があるので肌のくすみを軽減させる効果があります。飲むだけでなく、そのまま肌に塗ってパックにする人もいます。(肌の敏感な人は避けてください。)
ダイエット効果
甘酒に含まれるブドウ糖は血糖値を早く上げてくれるので満腹感が出やすいので食事前に飲むと食事の量を減らせてダイエットにもなります。
保湿効果
肌をもちもちに、髪に艶を出してくれるビタミンBを多く含み保温効果にも優れています。
オリゴ糖で便秘解消
オリゴ糖や食物繊維を含むので定期的に飲むと腸内フローラが活性化します。
免疫力を高める
麹を発酵させた甘酒は町内にある善玉菌を増やしてくれる働きがあるので丈夫な体を作ってくれます。
飲むだけでこれだけの効果が!女性にはたまらない効果がたくさんですね。
甘酒は冬でも夏でもいい!年中飲んで美容と健康にいい影響
甘酒は平安時代から存在していました。
当時は冬の寒い時期に体を温め過ごせるようにと飲まれていましたが、江戸時代に入ると用途がガラリと変わります。
江戸時代の文献に「夏場になると甘酒売りが出回った。」とあります。体を温める目的ではなく、今で言う夏バテ防止の飲み物として世間で飲まれるようになりました。
そのせいなのか、甘酒は夏の季語になっています。
甘酒にはブドウ酸・アミノ酸など栄養補給するのに適している成分がバランスよく含まれています。
自宅で甘酒を飲むところは少なく、飲む機会があるとすると初詣や除夜の鐘をつきに神社へ行くと巫女さんが提供してくれるものを飲む、程度だと思います。
飲む時期が限られているので冬のイメージをしがちですが実は甘酒は夏にも良い飲み物なのです。
酒蔵で作って販売しているところも多く、スーパーなどでも手に入るので、甘酒を飲んで暑い時期を甘酒で乗り越えましょう。
お家で簡単!甘酒の材料と作り方
甘酒には作り方によって3種類あります。
- 米麹だけで作られた「はや作り」
- 米麹とお米で作られた「うす作り」
- 酒粕で作られた「酒粕甘酒」
作り方はとても簡単なので、是非ご自宅でも作ってみてください。
はや作り
米麹・水 量は1:1(米麹200gなら水は200ml)
- 水を55~60℃に温め、麹を入れて混ぜ合わせます。塊がなくなるようしっかりと混ぜてください。
- その温度を保ったまま6時間ほど保温させれば出来上がり!
炊飯器を保温モードにし、釜にタオルを乗せ二タを少し開けておくとおおよそ60℃を保つことができます。
出来上がった甘酒はそのままでは濃いので、お好みで2~3倍に水または白湯で薄めて飲むといいです。
うす作り
麹・炊いたお米(もち米かうるち米)・水 量2:3:6(麹100gならお米150g、水300ml)
- ①炊いたお米に60℃に温めた水を入れて軽く潰しながら混ぜます。
- ②そこに麹を入れて更によく混ぜ合わせます。
- ③55~60℃を保ったまま6時間保温。※はや作りと同様、炊飯器を使うととても楽です。
出来上がった甘酒はお米を入れたのでドロッとおかゆみたいに、甘粥(あまがゆ)と言われることもあります。
こちらもお好みで薄めて飲んでください。
質の良い麹は水、お米だけを入れる方法で作ると深い甘味が味わえます。
もし甘さが足りない場合には少し砂糖を加えると飲みやすくなると思いますので、その時の仕上がり具合で足してみてください。
酒粕甘酒
酒粕・水 割合は1:5 砂糖お好みで大さじ3~5杯・
- ①水に酒粕を入れて一晩置いておく。時間を置くと酒粕がしっかりと溶けまろやかになります。
- ②鍋を火にかけて沸騰しないように温め、砂糖を入れれば完成!
米麹で作るより簡単ですね。酒粕で作ると甘味がほとんどないので砂糖、もしくはハチミルなんかを入れてあげると飲みやすくなります。
甘酒は子供も飲んで大丈夫?
甘“酒”という名前なので「アルコールが入っていて子供は飲んじゃいけないのではないか?」と疑問に思う人がいると思います。
実は甘酒にはアルコールが入っていないもの(全体の1%未満)とアルコールが入っているものの2種類があります。
その違いは「酒粕で作られたかどうか」です。
子供も飲める!米麹で作られた甘酒は「アルコールなし」
米麹で作られた甘酒にはアルコールは微量しか含まれません。
法律では飲料の1%未満のアルコールはソフトドリンクとして扱われるので子供が飲んでも問題ありません。
ただ、1%未満とは言えアルコールは含まれてしまっているので、妊婦さんや授乳中のお母さん・赤ちゃん・アルコールに弱い人は避けてください。
注意が必要!酒粕で作られた甘酒は「アルコールあり」
そしてアルコールが含まれている酒粕で作った場合や酒粕が入っていると記載のある甘酒は注意してください。
酒粕には約8%のアルコールが含まれています。
水で薄めるとはいえ、アルコール分は1%を超えてしまうので子供には飲ませないようにしてください。
お子様でも飲める甘酒
最後にお子様も飲めるタイプ甘酒をご紹介しておきます。
最近ではノンアルコールでお子様やご高齢の方々でも気軽に飲める健康ドリンクとして多くの種類が出ていますし、スーパーでもよく見かけるようになりました。
今や甘酒はたくさんありますが、一部ご紹介したいと思います。
遠藤酒造 「造り酒屋の甘酒」
創業150年以上の老舗酒蔵・遠藤酒造場で造られる、ノンアルコールでお子様も安心な「造り酒屋の甘酒」です。
なんと楽天市場でもデイリー・リアルタイムランキングで7部門で1位を取るほどで、累計販売本数も40万本を突破したという超人気商品です。
こちらの酒造はとても有名で、「渓流」という日本酒や、少し変わった「彗-シャア-」といういかにもガンダムな日本酒を造られているのですが、こちらの「彗-シャア-」は「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018」で最高金賞受賞するなど、確かな実力もある酒造です。
そんな実力派の酒造から直送される甘酒ということもあり、品質も味も確かであり安心感もあるということが人気の秘訣です。
八海山 「麹と米でつくったあまざけ」
淡麗辛口の日本酒といえば「八海山」と言われるぐらい全国でも有名な日本酒「八海山」の甘酒です。
こちらもノンアルコールで、日本酒の有名酒蔵が造った甘酒ということで味もおいしいです。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
こんなに体に良い甘酒をお正月だけに飲むなんてもったいない!と思いませんか?
甘酒は年間通して美容健康に良い飲み物なのです。毎日飲むのは厳しいですが習慣づけて1杯ずつ、少しずつ飲んでいくのがオススメです。
自宅で作ると安いので家庭にも優しいですが、面倒な人は買っても良しです。
日本酒だけでなく甘酒も飲んで健康な体を育んでください。
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