最近は全世界で人気の「日本酒」。
もちろん日本酒だけで楽しむのもいいですが、日本酒にはおつまみが必須ですよね!
せっかく家族やお友だちと共に楽しいお酒の時間を過ごそうというときにコンビニやスーパーで買ったおつまみを用意するというのは、ちょっぴり気が引けます。
そこで、今回は料理が苦手な方でもパパッと作れてしまう日本酒にピッタリなお手軽おつまみレシピをご紹介します。
日本酒ブーム!食文化も一緒に味わいましょう
ここ数年、日本伝統のお酒「日本酒」が海外で高い評価を得ており、世界中で日本酒ブームが巻き起こっています。
しかし、日本では日本酒に対して『親父臭い』や『飲みにくい』、『古臭い』などといった印象を持っており、特に20代から30代男女の日本酒離れは深刻な状態となっています。
そこで、全国各地の酒造メーカーでは、消費者のニーズや食生活の多様化などに応えるため、優しい味わいの低アルコール酒やしゅわしゅわと心地良い刺激がクセになるスパークリング清酒、フルーツや花などを組み合わせたバラエティ豊かなリキュールといった様々なバリエーションの日本酒を造り、『親父臭い』や『飲みにくい』といった日本酒の印象をガラリと変え、日本人の日本酒離れをストップするための活動を行っています。
その結果、20代から30代のお酒好きな男女を中心にじわじわと日本酒がブームとなっています。
最近では家族と日本酒を飲みながら晩酌を楽しむ方やお家にお友だちを招いて日本酒を飲みながら女子会を楽しむ方が増えており、若い世代を中心に日本酒がブームになりつつあります。
そんな美味しい日本酒は美味しい料理やおつまみと楽しむと日本酒単独で楽しむ以上の味わいを楽しむことができます。
今回は日本酒にあうおつまみの中でも手軽に作れるレシピ4つをご紹介します。
日本酒を冬に飲むならおつまみはこれ!カキのなめろう
千葉県の郷土料理「アジのなめろう」は日本酒によく合うおつまみとして人気のメニューですが、なんと「海のミルク」と称されるカキを包丁で細かく叩いて味噌や薬味で味付けしたカキのなめろうも日本酒によく合うおつまみとして人気があります。
夏は脂がたっぷりのったアジのなめろうを、冬は濃厚な味わいのカキのなめろうで1杯いかがでしょうか。
カキのなめろう作り方
材料
- ボイルされたカキ:2個
- ネギ:5g
- 味噌:小さじ1杯
作り方
- ボイルされたカキを包丁でたたきます。
- ネギを小口切りにします。
- お好みの大きさになるまでたたいたカキに②と味噌を加え、しっかり混ぜ合わせたら完成です。
カキのなめろうは、2016年11月にオープンした東京都中目黒高架下にある「NODOGUROYA KAKIEMON」の人気No.1メニューとなっています。
是非この機会にお店に足を運んでみてはいかがでしょうか。
日本酒とチーズの相性抜群!チーズだし巻き玉子
日本酒やワインなどのお酒を飲むと塩気の利いたものやこってりとした脂っこい食べ物を食べたくなる方も多いと思いますが、お酒を飲んでいるときに大量の脂質を摂ってしまうとアルコールを分解する肝臓に大きな負担が掛かってしまいます。
ですが、どうしても濃い味のおつまみを食べたいというときは、チーズや卵といった良質な動物性たんぱく質を含む食べ物を使った料理を食べるのがオススメです。
チーズだし巻き玉子の作り方
材料
- 卵:4個
- チーズ:30g
- 顆粒タイプの鰹出汁をお湯で溶いたもの:50cc
- 醤油:小さじ2杯
- 砂糖:小さじ1杯
- マヨネーズ:小さじ1/2杯
作り方
- ボウルに卵4個を割り入れ、醤油、お湯で溶いた鰹出汁、砂糖、マヨネーズを加えてしっかり混ぜます。
- 玉子焼き用のフライパンに油を入れてフライパン全体に油を行き渡らせます。
- 余分な油をキッチンペーパーなどでサッと拭き取り、強火でフライパンを温めます。
- フライパンが温まったら少し火を弱め、①の半量を流し入れます。
- フライパン全体に①を広げながら菜箸でかき混ぜ半熟になるまで火を通します。
- ⑤の上にチーズを乗せて、手前からクルクルと巻いてゆきます。
- 巻き終わったら手前に玉子を寄せ、先ほど油を拭き取ったキッチンペーパーでフライパンの空いた部分に薄めの油をまんべんなく引きます。
- 残った①を全てフライパンに流し入れ、手前に寄せておいた玉子の下にも①が入るように菜箸でそっと持ち上げて流し入れます。
- ⑤と同じ要領で流し入れた卵を半熟にします。
- 手前からクルクルと巻いてゆき、巻き終わってから1分ほど表面に火を通します。
- 1分後、まな板の上に⑩を乗せて食べやすい大きさにカットしたら完成です。
玉子焼きを弱火で作ってしまうとフライパンにこびりついてしまいますので、ここは失敗を恐れずに強火で作るのがおいしく仕上げるコツです。
日本酒のおつまみにわさびの辛さが最高!たこわさ
関西地方では夏至から11日目にあたる半夏生の日に農作物がしっかりと大地に根付くようにという願いを込めてタコを食べる習慣があるのですが、タコにはイカと同じく肝機能を向上させるタウリンが豊富に含まれていますので、半夏生を迎えると二日酔い対策としてタコをおつまみに日本酒を飲まれる方も多くなると言われています。
なかでもコリコリとしたタコの歯ごたえと鼻にツーンと抜けるワサビの風味が絶妙な「たこわさび (通称:たこわさ)」は、日本酒によく合うおつまみとして幅広い世代の男女から人気を集めています。
ちなみに北アメリカでも「病み付きになる」と大人気のたこわさですが、日本のたこわさとは異なり、生のタコではなく茹でたタコを使ったり、たこわさを海苔で包んでナチョスのようにして食べるのが一般的となっています。
たこわさの作り方
材料
- タコ:1杯
- みりん:大さじ1/2杯
- お酒:大さじ1/2杯
- 水:大さじ3杯
- 出汁の素:適量
- 醤油:大さじ2/3杯
- ワサビ:適量
- ネギ:お好み
作り方
- タコの皮を引き、食べやすい大きさにカットします。
- 全ての調味料をボウルへ入れ、しっかりと混ぜ合わせたら①を加えてさらに混ぜます。
- ②を器に盛り付け、上に小口切りにしたネギを散らしたら完成です。
タコはしっかりと皮を引かないとヌメリが出てしまうので気を付けましょう。
日本酒のおつまみの代表!お酒が止まらなくなる酒盗
日本発祥の酒盗は、魚介の内臓を使って作られる食品であり、別名「魚のホルモン」と呼ばれています。
なぜ「酒盗」と呼ばれているのかと疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
「酒盗」の由来は、あまりの旨さに酒を盗んで飲みたくなることからこの名が付いたと言われています。
ただ、強烈な発酵臭と超絶な塩辛さを誇る食べ物ですので、食べた後数日間は臭いが取れなかったり、食べ過ぎて塩分過多になってしまうこともありますので注意が必要です。
酒盗の魅力は、
・牛や豚などのホルモンとは異なり、脂肪分がほぼ0
・天然の旨味成分が100gあたりおよそ5,700mg含まれている
・9種類の必須アミノ酸のうち8種類も含まれている
・肝機能を高める「オルニチン」が豊富
など、挙げると限がありません。
ところで、酒を盗みたくなるほど旨い酒盗はお家で作ることは出来ないのかと疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
酒盗は1匹の魚からごく僅かしかとれない胃や腸を選別洗浄し、一定の塩度と温度で1年間じっくりと熟成させる必要がありますので、一般家庭では酒盗を作ることは難しいでしょう。
そこで、酒盗を使った絶品おつまみ2品の作り方をご紹介します。
クリームチーズの酒盗がけの作り方
材料
- クリームチーズ:適量
- 酒盗:適量
作り方
- クリームチーズを食べやすいサイズにカットします。
- お好みの酒盗を①に大さじ1杯程度かけたら完成です。
スタミナ酒盗の作り方
材料
- 酒盗:大さじ1杯
- ニンニク:1片
- ネギ:適量
- ラー油:小さじ1杯
- ごま油:小さじ1/2杯
作り方
- ボウルに全ての材料を入れ、しっかり混ぜ合わせたら完成です。
酒盗の塩分濃度は大さじ1杯で塩分量1.3gに相当しますので、食べ過ぎないように気を付けましょう。
日本酒にあうおつまみまとめ
いかがでしたか。
自分でおつまみを作るのは面倒だと思っていた方も多いと思いますが、せっかく家族やお友だちと共に日本酒を飲みながら楽しい時間を過ごすのであれば、コンビニやスーパーで買ったおつまみではなく『おもてなし』の意味を込めて、腕によりをかけた絶品手作りおつまみを用意して、より楽しいお酒の席を用意してみてはいかがでしょうか。
きっと家族もお友だちもあなたと日本酒を飲めたことを誇りに思うことでしょう。
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