上質な雪に恵まれた豪雪地帯の倶知安町(くっちゃんちょう)。
世界各国からスキーヤーが訪れる国際色豊な町で造られている地酒があります。
醸造期間は冬だけのお酒、「二世古(にせこ)」をご紹介します。
代表銘柄「二世古(にせこ)」
「二世古」は、北海道で美味しい水と言われているニセコ山系の雪清水と、羊蹄山からの噴出し湧水を使い造られています。
製造量が少ないため、見かけたことのある方は少ないであろうお酒です。
その中のひとつ「二世古純米吟醸彗星生酒」をオススメします。
北海道酒造好適米「彗星」を使い醸された純米吟醸酒です。
穏やかなバナナのような香りと程よい旨味のあるお酒。
淡麗中辛口、食中酒としてもあわせやすく、冷やで飲まれることをオススメします。
酒造について
二世古を造る有限会社二世古酒造は、大正5年に倶知安町にて創業しました。
「加水調整をしない原酒」・「水」・「空気」・「環境」にこだわる酒蔵です。
また、醸造期間は冬のみで、12月から3月の住んだ空気の中で、たっぷりと醸造期間をかけて芳醇なお酒に仕上げています。
仕込水
ニセコワイス山系の雪清水と羊蹄山からの「噴出し湧水」を使用しています。
気候風土が影響し、美味しい水が作られ、美味しいお酒となります。
ニセコに行かれる機会がありましたら、ぜひ「噴出し公園」を訪れてみてください。
湧き出る水から、北海道の自然の恵みを感じることでしょう。
そんな水が、酒母造りともろみの発酵に使われています。
原料米
深川産の吟風、今金産の彗星、吟風、共和町産の初雫等、北海道産の酒造好適米を多数使用しています。
さいごに
「ニセコの地酒」というと、あまり良い印象を浮かばれない方が少なくないと思われますが、現在の杜氏が造るお酒は昔とは違う二世古です。
これまでのイメージしかもたれていない方に、ぜひ再度飲んでいただきたいお酒であり、初めての方には「こんなお酒が造られているんだ」という気持ちを持っていただけるようなお酒でもあります。
2011年には、札幌国税局新酒鑑評会の純米酒部門で金賞受賞。
受賞した際のお酒に使用した原料米は、今金産の彗星を使用しています。
また、翌年2012年にも同じく今金産の彗星を使用したお酒で、純米酒部門にて金賞受賞をしています。
それだけ努力をしてきている酒造でもあります。
現在の杜氏が造る日本酒は、ほとんどが道内でしか流通していません。
それも、少量生産のため、見かける機会が少ない日本酒でもあります。
見かけた際にはぜひお試しいただきたいお酒です。
北海道虻田郡倶知安町字旭47番地
TEL(0136)22-1040
参考:
- 有限会社二世古酒造(http://nisekoshuzo.com/)
- 北海道酒造組合(http://www.hokkaido-sake.or.jp/)
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