日本酒紹介

本格な神の山の恵みからなるおすすめ日本酒〜金滴(きんてき)〜

西に神の山「ピンネシリ」、東に北海道の母なる川「石狩川」、その両山河の懐に抱かれている酒造で造られる地酒があります。

そこで造られているのが「金滴(きんてき)」。

灘、伏見の酒にも勝る酒として愛好されている地酒をご紹介します。

本格な神の山の恵みからなるおすすめ日本酒〜金滴(きんてき)〜

良い米と良い水を使い、造られる金滴。

それらは、真綿のようにやわらかく、ふわりと浮くように体を流れて、ほのかに甘い余韻をのどに残していく日本酒です。

金滴の名前は、当時の専務が近くを流れる砂金川の水を飲もうとして、手からこぼれ落ちる水を見ながら「金の流れの滴」ということから金滴と思いつき、これを商標としました。

そんな金滴のラインナップからオススメするのが「純米大吟醸金滴」です。

純米大吟醸金滴
金滴酒造Facebookより】

コンセプトは「米と米麹だけで醸し上げた純米大吟醸」。
そのコンセプト通り純米ならではの、ふくらみのある豊かな味わいと、吟醸のフルーティーな香りの芳醇甘口の純米大吟醸酒です。

ロック、冷や、常温とお楽しみいただけます。

仕込水

ピンネシリ山系に源を発する、雪清水が流れをつくる「徳富川(とっぷがわ)」の伏流水をくんで使用しています。
この徳富川は酒造のすぐ近くを流れています。

原料米

北海道産の酒造好適米を厳選して使用。
また、新十津川町(しんとつかわちょう)では酒造好適米を生産しており、吟風や彗星等を使ったお酒造りもしています。

酒造について

金滴酒造
金滴酒造株式会社HPより】

金滴酒造の歴史は、酒造のある新十津川村に建設したことから始まります。

始まりは奈良県吉野郡十津川村であり、大水害により全村が全滅。

北海道への移住を決意し、新十津川村を建設しました。
原始林の開墾や冬の寒さ等、想像を絶する困難さでした。

「おどれな くらう おどれら つくろうら(※俺たちの呑む酒は俺たちで繕うではないかの意)」の発案により共同で酒造りを始め、明治39年に「新十津川酒造株式会社」を設立しました。

昭和26年に現在の社名金滴酒造株式会社と改称しました。

最後に

金滴酒造では、「北海道新幹線開業記念ラベルワンカップ」の製造販売をしています。

2016年3月に北海道新幹線が函館開業となり、その記念ラベルのワンカップとなります。

原料米は新十津川産酒造好適米吟風をメインとし、空知産の酒造好適米を多く使用しています。
豊かな旨味とコク、飲み口スッキリのキレの良いお酒です。

また、今年「世界が憧れる日本酒78」で、金滴酒造が紹介されています。

丁寧な仕事と、北海道の大自然に恵まれて醸造されるお酒を、ぜひご賞味ください。

金滴酒造株式会社

北海道樺戸郡新十津川町字中央71-7

TEL(0125)76-2341

参考:

ABOUT ME
すぎたま
日本酒メンター・福岡のきき酒師|“やさしい日本酒案内人”として日本酒をもっと気軽に楽しめるように情報をお伝えしています!|好きな銘柄は「風の森」「鳳凰美田」「田中六五」。|住吉酒販(福岡県)公認パートナー|唎酒師(ききさけし)・日本酒ナビゲーター|日本酒好き本職IT系サラリーマン|酒屋さんをはじめとするWebサイト制作やWebツール活用などのお手伝い
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