自然の山々に囲まれた長野県のお酒は、辛さの中に雄大な自然を感じさせる澄みきった味わいを持つお酒を造ります。
最近は、ワイン造りでも話題に上がる長野県ですが、今回は長野県の名がつけられる「大信州」という銘柄について紹介したいと思います。
やや辛口のお酒は、長野県の味わいが良く引き出されている日本酒です。
酒造の紹介「大信州酒造」
長野県の日本酒「大信州」は、松本市にある大信州酒造という酒蔵で造られています。
松本市は、長野県の中信と呼ばれる地域にあります。
地理的には西に飛騨山脈がそびえ、東に2000m級の山々が並ぶ、冬は雪こそ降らないが、厳しい寒さがある土地です。
しかし、自然豊かな土地で雪解け水が流れ込む、水質に恵まれた土地でもあります。
人と人との和とで、自然と融合することが大切であるとし、「蒸す」ということにこだわりを持つ酒蔵です。
良質な水から造った「蒸す」ことにこだわった日本酒は、華やかな味わいが特徴的です。
長野県の日本酒「大信州」の銘柄紹介
使用する原料となるお米の品種は、長野県で生まれた酒造好適米「ひとごこち」と「金紋錦」です。
稲作にも適した土地で、契約農家と一緒に栽培から手掛けています。
大信州 純米吟醸 超辛口(スタンダード商品)
長野県のお酒は辛口が多いのですが、こちらの一本はまさに辛口の定番商品です。
大信州酒造の一番人気商品です。
使用しているお米は「ひとごこち」で長野県ならではのお米を使用しています。
辛口好きな方や、癖があるお酒が好きという方にはもってこいという日本酒です。
口当たり強めではありますが、ほのかなお米の旨味が感じられる名酒です。
大信州純米大吟醸スパークリング
最近増えてきた、日本酒のスパークリングですが、大信州酒造でも製造しています。
日本酒では若干発泡している日本酒はありますが、この一本は完全な発泡日本酒です。
味わいは、ドライな口当たりから始まり、のどに伝わる繊細な泡はまさに和製スパークリンです。
香りも華やかに感じられるので、余韻も楽しめる日本酒です。
獺祭のスパークリングよりも好きというくらい人気があります。
ドライな味わいで辛口でもありますが、女性人気もやはりあるようです。
飲まれる際は、噴き出す恐れがあるので、注意しましょう。
大信州 以和為貴(わをもってとうとしとなす)
長野県の金紋錦を使用した精米38%の大信州酒造のプレミア商品です。
日本酒の品評会の為に造られる日本酒であり、大信州酒造が造る最高級の大吟醸酒です。
甘みがあり、華やかな香りが最初から最後まで感じられ、飲むことに飽きが全く来ない名酒です。
「以和為貴(わをもってとうとしとなす)」という言葉は、聖徳太子が定めた「十七条憲法」で登場する有名な言葉で、酒造のこだわりの人と人との和を大切にするという意味を名がつけられています。
特別なシーンに、大切な人と楽しむことのできる日本酒だと言えます。
大信州は、他にも長野県内でしか流通していない「稲光」、様々な季節限定酒、まだまだあるプレミアな日本酒があります。
長野県内でも人気の「大信州」はお酒好きなら、間違いなく夢中になります。
種類が豊富ですので、酒蔵見学にも是非行ってみてください!
「大信州」に合うおつまみ・料理
大信州は辛口なお酒が多く、香り豊かな点が特徴的です。
なので、味が濃い目な料理、香り控え目なおつまみが合います。
信州で造られている味噌や、お漬物等はとてもマッチします。
また、長野県にはジビエ鍋を出す旅館がいくつか存在します。
ジビエ(Gibier)とは、フランス語で狩猟で捕獲したシカやイノシシなど野生の獣や鳥の肉のことをいい、ヨーロッパでは高級食材として人気があります。
(出典:信州ジビエ)
それと長野県の日本酒の相性は最高です。
ぜひ試してみてください。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
長野県のお酒は、少し癖のある辛口が多いと聞きますが、あまり知られていない名酒が多いです。
その中で「大信州」は、知る人ぞ知る日本酒です。
大信州酒造では「稲光」といった地域限定酒もあ流ので、長野を旅行する際には是非探してみて下さい。
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