花咲がにで有名な根室市。
日本の最東端にあるこの街に、美酒があります。
日本酒通には有名な毎年1月に限定発売される「搾りたて」が入手困難なことでも有名な、「北の勝」を紹介します。
代表銘柄「北の勝(きたのかつ)」
根室は、四季の移り変わりがはっきりしており、空気も透き通っています。
安定した気候風土と自然に恵まれた環境のもとで造られた「北の勝」は、芳醇でデリケートな味わいの日本酒と言われます。
すっきりとして綺麗な味わいの北の勝は、淡麗辛口の日本酒です。
その北の勝から季節限定の「北の勝吟醸」をおすすめします。
程よい吟醸香で、口当たりの良い、辛口の日本酒です。
原料米には、秋田県の美山錦と富山県の五百万石を使用し、精米歩合は55%。飲み方は特に冷やをおすすめします。
酒造について
北の勝を醸造する「碓氷勝三郎商店」は、法人格をもたない個人商店です。
代表銘柄「北の勝」は、明治20年に誕生しました。
初代碓氷勝三郎は、新潟県の出身です。
日本酒は決して安いものではなく、値の張る本州産に対抗するべく「地場で安くうまい酒を」と酒造りを始めました。
オホーツク海がひろがり、空気がすきとおっていること、四季の移り変わりがはっきりとしていることなど、酒造りで第一に求められる安定した気候風土をしっかりと満たしている、風光明媚な根室市。
自然に恵まれた環境と、酒造りの基本に徹した伝統の技術が生み出した美酒が北の勝です。
さいごに
根室市とその周辺の酒店で必ずと言っていいほど取り扱われている「北の勝」は、地元に定着し、支持されている日本酒です。
生産量の大部分が根室・釧路管内で消費されており、他所ではなかなか見かけることがない日本酒です。
しかしながら、一度飲まれた方はその日本酒の虜となり、根釧地域から離れたところでも取り扱いがある日本酒でもあります。
また、季節限定の人気銘柄「搾りたて」は、毎年1月に発売され、またたくまに完売をしてしまう入手困難な日本酒としても知られています。
2017年の今年1月に発売された搾りたては、昨年より200本多い1万7,700本を製造していますが、数分で完売。
120キロ離れた釧路市から購入しに来る人もいれば、それよりも遠い所から購入しに来る人も。
それだけ魅力的な日本酒だということでもありますが、やはりファンが多いということもあるのでしょう。
2017年9月には創業130周年を迎えます。
北方領土がすぐ目の前に点在している根室市で、創業130周年を迎える北の勝を味わってみてはいかがでしょうか。
【碓氷勝三郎商店】
北海道根室市常盤町1丁目6番地
TEL(01532) 3-2010
参考:碓氷勝三郎商店(http://www.marimo.or.jp/~honda/cybermkt/mall/usui/)
北海道酒造組合(http://www.hokkaido-sake.or.jp/)
朝日新聞DIGITAL(http://www.asahi.com/articles/ASK1L4590K1LIIPE00L.html)
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