新潟の日本酒のうち有名で目がいってしまう日本酒は、「久保田」や「〆張鶴」、「越乃●●」などといった日本酒かもしれません。
しかし、有名な日本酒の陰に隠れて人気な日本酒がまだまだ新潟にはあります。
今回はその中でも「村祐」という日本酒を紹介したいと思います。
酒造の紹介
日本酒「村祐」を作っているのは、新潟県新潟市にある「村祐酒造」です。
創業昭和20年で小さな規模で生産されて元々作っていた銘柄は、「花越路」という銘柄です。
杜氏は置いておらず、社長自ら酒造りをしている酒蔵です。
先代の杜氏さんが、御病気で引退されてからは、自らで酒造りの研究をしていったそうです。
今まであった新潟のイメージの「端麗辛口」とは違った銘柄を作り出しました。
〒956-0116 新潟県新潟市秋葉区舟戸1丁目1−1
Tel:0250-38-2028
銘柄の紹介
端麗辛口ではない新潟県の日本酒を作り出した「村祐」は、杜氏のいなかった酒蔵で、社長の村山氏が22歳の時に出した日本酒品評会で金賞を獲得した銘柄です。
いまではスタンダードなモノから、限定銘柄まで販売するに至りました。
村祐酒造おススメ銘柄 村祐「和」
他の村祐の味わいとは違いました。
味わいは、今まで一番切れ味の鋭い日本酒でした。
キリっとしている印象より、スパッという印象です。
しかし、意外と嫌いではなく、短い余韻の中にもしっかり米香があり、料理に合わせて飲みたいと思いました。
これくらいスッキリしているのなら夏の季節に飲むとすごくいいかと思います。
村祐酒造の銘柄紹介
一般的に知られる村祐のほかのラベルは、フルーティーなものが多いです。
その中でも「無濾過生酒 黒村祐」という銘柄は年に一度の生産です。
通常の甘口村祐の2倍はあるかというほどの甘みで、かなりの限定品なので、機会あれば是非に!
また昔から生産されてきた、村祐酒造の主力銘柄「花越路」もフルーティーな味わいでおすすめです。
辛口ではありますが、後半からお米特有の甘みを感じます。
おすすめの飲み方とおつまみ
個人的には、村祐の銘柄はすべて冷酒がおススメです。
切れのある辛さのある銘柄も、甘さがほのかに感じる銘柄も、すべて冷酒で飲むことをおススメします。
アルコールが飛んでしまう熱燗だと、繊細なキレのある村祐にはあまり合わないのでおすすめしません。
おすすめのおつまみは、辛口にはおしんこでいいです。
ちょっとずつちょっとずつ楽しみたい日本酒ですので、おつまみは小皿系の物がいいですね。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
新潟県の元々のイメージとは違う新境地を開拓した村祐はおすすめです。
杜氏のいない珍しい酒蔵ではありますが、それを感じさせない上品な味わいもあり、まさに日本酒が好きな方にはもってこいなのではないでしょうか。
まだまだ歴史の浅い酒蔵ではありますが、販売される銘柄を考えると非常にポテンシャルが高い酒蔵です。
今後も商品開発があったりすれば是非注目していきたいです。
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