あなたもこんな悩みを持っていませんか?
今回ご紹介する「ちょっと知ると、もっと好きになる 日本酒超入門 飲みたい酒の見つけ方」は、初心者の方でも簡単にお気に入りの日本酒に出会うために、必要最低限の簡単なコミュニケーション方法や知識をわかりやすく教えてくれる本です。
とても読みやすく1時間あれば読み終えてしまいますが、とても満足感のある内容になっています。
この本の魅力のポイントを3つご紹介したいと思います。
日本酒の教科書「日本酒超入門」の著者の紹介
この本を書いておられる石田洋司さんは日本酒居酒屋「魚と味噌と日本酒 こころむすび」の店主であり唎酒師、さらにはワインソムリエなどもお持ちの方です。
本の中でも言われていますが、基本スタンスは「自分で味わう」ことが一番ということです。
どんな本や記事を読んでも参考であって、一番信頼できるのは自分の舌ですよね。
日本酒超入門というだけあり、日本酒初心者の方でも馴染みやすい言葉や説明で書いているのでとてもわかりやすいです。
入門書のさらに前の超入門書として書かれているポイントを次からご紹介します。
【ポイント1】日本酒の基本について言葉だけでなくイメージで伝える
日本酒は好きだが、なかなかとっつきにくいと言われる原因として、「専門用語の難しさ」があると思います。
日本酒の風味だけでも、薫酒、爽酒、醇酒、熟酒とあり、どれがどれかわからなくなってしまうことがあります。
この本の中ではそれぞれにイメージキャラクターが登場し、それぞれの特徴を雰囲気で捉えることができるので、頭に残りやすいです。
(表紙に載っている特徴を言っている6人のキャラクターです。)
また、一貫してこのキャラクターが出てくるので、他の説明の時もパッと見て視覚的に思い出すことができます。
このキャラクターのイメージを頭に入れて居酒屋さんに行けばどんな日本酒が好きか、今回の日本酒はどのキャラクターに当てはまっているか考えやすいのではないかと思いました。
熟酒のキャラがコテコテの「大阪のおばちゃん風」と書かれていて、やはり大阪のおばちゃんは他県の方から見ればこってりしているのだなと改めて思いました。(笑)
確かに熟酒のように面白くて複雑でこってりしているかもしれません。
(誰が見てもわかるヒョウ柄のキャラ)
【ポイント2】日本酒がおいしいいいお店探しのコツわかりやすい
一般的な日本酒の知識をつけるための入門書では様々な専門知識や専門用語、お酒の醸造の仕組みなど様々なことが書かれています。
しかし、初心者で自分で楽しむための方にとってはそこまでの知識はいらないかなと思う方も多いのではないでしょうか。
また、専門用語がわかったからといって、では実際に店に行った時、どうやって自分の好みを探せばいいのか、どんな店に行けば美味しい日本酒に出会えるのかがわからないですよね。
この「日本酒超入門」では、お店選びのポイントについてとても色々な情報が載っています。
お店というのは販売している酒屋さんと居酒屋の2パターンについて書かれています。
例えば、こだわりのある店のポイントとしては
- 容量と値段が明確に書いてある
- お酒の種類がたくさんある
- 1合より小さいサイズで注文ができる
- 禁煙・分煙をアピールしている
などが書かれています。
どのポイントも的確で、安心して飲む、日本酒の風味を損なわずに楽しむためにはとても必要なことが書かれています。
当たり前と思っていながら普段あまり気にしていなかったことが書かれていて、確かにいいお店だったと思うところを思い返してみると、全部完璧にとまではいかないものの、ほとんど当てはまるのかなと思いました。
特に「和らぎの水」については自分でも感じていましたが、本当にいいお店は必ずと行っていいほど日本酒と一緒に出してくれるところが多いです。
選んでそういうお店に当たった時は、私もとてもテンションが上がって嬉しくなります。
【ポイント3】日本酒に関する専門知識以外の情報が面白い
押さえておいた方がいい知識についてはもちろん書かれていますが、この本の超入門である所以は、私たちにとって身近な情報が多く入っているということではないかと思います。
私たちは基本的には造る側ではなく、購入する側、お店で飲む側です。
この本にはそちらの立場としてお店の方にどうやって相談すればいいのか、どんな言葉でコミュニケーションを取ればお店側にわかってもらえるのかという目線で書かれています。
それは店主だからこそどちらの観点からも気持ちがわかるのではないかと思います。
この本に書かれているような相談の仕方をすればいいのかとわかれば、もっと日本酒に対して積極的に試す自信に繋がるのではないかと思います。
早速私も次に飲みに行った時には使ってみたいと思います。
また、その他にも日本酒のイベントの種類や違い、酒屋さんの種類とメリットデメリットなど、なかなか調べてもわからない、今までなんとなくわかっていたけどパッとしないなと思っていた情報が書かれていて、とても勉強になりました。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
本当に専門用語が少なく、イメージで理解しやすいので初心者の方におすすめです。
また、初心者の方だけではなく、前から好きで飲んでいたけどもう少し知識を知っておきたい、もっと自分の好みのお酒に近づきたいという方にもおすすめです。
最終的には自分の舌で確かめて楽しむのが一番ですが、より早く、より楽しみながら好みの日本酒に近づくために読んでみてはいかがでしょうか。
参考までに初心者の方でも飲みやすい日本酒はこちらで紹介しています。
もっと日本酒を楽しみましょう!
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