お酒の席に欠かせない「おつまみ」ですが、ついアルコールが入ると唐揚げや串カツ、天ぷらなどこってりとした濃い味の料理を食べたくなりますよね。
なかでも特に幅広い世代の男女のあいだで人気を集めているおつまみが、塩気の利いたフライドポテトやピリリと辛い麻婆豆腐などのしょっぱいものや辛味の利いた料理です。
ただ、こうした油っぽいこってりとした料理や塩気や辛味の利いた濃い味のおつまみは、高カロリーで栄養素も偏りがちです。
どうしても胃や腸に負担が掛かりやすく、胸やけや胃もたれなどの体調不良を引き起こしてしまうことがあります。
そこで、今回は近年世界各国で人気急上昇中のお酒「日本酒」に合うヘルシーなおつまみを3つご紹介します。
日本酒にもあうおつまみの鉄板!肝機能回復や疲労回復効果の高い「枝豆」
6月から9月にかけて旬を迎える「枝豆」は、1さや3kcalと非常にヘルシーな夏野菜です。
酒飲みのあいだでは「ビールを飲むときには欠かせない定番のおつまみ」として有名ですが、なんと最近ではビールだけではなく、日本酒との相性も抜群だと20代から30代の若者を中心に話題となっています。
枝豆には、肝機能回復や疲労回復効果の高いアミノ酸の1種である「オルニチン」が含まれており、なんとその含有量はシジミのおよそ2倍と言われています。
さらに、枝豆には、ビタミンB1やビタミンCと共にアルコールの分解を促進させて肝機能の働きをサポートする「メチオニン」という成分がたんぱく質に含まれており、体内にアルコールが溜まるのを防いでくれます。
枝豆には他にも、
- ビタミンK
- 葉酸
- カリウム
- 鉄
- 食物繊維
といった現代日本人が不足しがちな栄養成分が豊富に含まれていますので、日本酒を飲むとき以外でも積極的に摂取されることをオススメします。
枝豆を日本酒のおつまみとして頂くならば、やはりシンプルに「塩茹で」で頂くのが1番です。
より枝豆と日本酒のマリアージュを楽しみたいという方は、枝豆に含まれる旨味成分「グルタミン酸」を最大限活かした「酒塩(さかしお)枝豆」にされてみてはいかがでしょうか。
- 澪[宝酒造]:初めておばあちゃんとお酒を飲んだときにおばあちゃんが作ってくれた思い出の味。(20代・女性)
- 獺祭[旭酒造]:出張先でふらりと立ち寄った立ち飲み屋で頂いてハマりました。(30代・女性)
- 国士無双[高砂酒造]:初めて呑んだ日本酒のおつまみが枝豆で気に入った。(20代・男性)
- 田光[早川酒造]:田光の旨辛の酸味が枝豆の旨味にマッチしていて美味しかった。(30代・女性)
低カロリーおつまみとして気にせず日本酒を楽しめる「こんにゃく」
若い女性を中心に人気を集めている「こんにゃく」は、全体のおよそ97%が水分なので100gあたり10kcal以下というとってもヘルシーな食材として知られています。
こんにゃくには、生芋から作られる「黒こんにゃく」とこんにゃく粉から作られる「白こんにゃく」の2種類あり、黒こんにゃくの方が若干カロリーは高めですが、含有されている栄養素の量や種類が多めとなっています。
ただ、最近の黒こんにゃくはひじきなどで色付けされているものも多いため、生芋から作られる黒こんにゃくを食べたい方は成分表示欄を確認してから購入しましょう。
こんにゃくは、水溶性の食物繊維「グルコマンナン」が主成分の食品ですので、食べるとお腹の中で膨張し、満腹感が得られて食べ過ぎを防ぐことができます。
また、グルコマンナンには糖尿病や高脂血症などの生活習慣病の予防や便秘解消効果なども期待できますので、腸活されている方にオススメの食材と言えるでしょう。
こんにゃくを日本酒のおつまみとして頂くならば、ニンニクと唐辛子が効いた「ガーリックこんにゃく」やだし醤油がしっかりと染み込んだ山形県名物「玉こんにゃく」も絶品です。
- 田酒[西田酒造店]:そばを食べる前に軽く1合飲むのですが、そのとき出てきたこんにゃく料理がとっても美味しくて、今では日本酒の良き相棒となっています。(30代・男性)
噛めば噛むほどうまい!日本酒との最高の組み合わせ「するめ」
10代から20代の女性を中心にブームとなっている「するめ」は、100gあたり334kcalと決して低カロリーとは言えない食べ物ではあります。
しかし、するめはとっても歯ごたえがあり、100gも食べたらアゴが外れてしまいますので、食べ過ぎない(はず)。
するめを食べる場合、多くの方が縦に細く裂いてから食べると思いますが、この割いたするめ1切れあたりのカロリーはおよそ6.6kcalと低く、5切れ食べたとしても33kcalとたいへんヘルシーな食べ物となっています。
するめの魅力は、
- 噛めば噛むほど旨味が出てくる
- 生のイカよりも栄養価が高い
- 高たんぱく質で低脂肪
- 腹持ちも良く満腹感が得られるのでダイエット効果が期待できる
など、挙げるとキリがありません。
するめは、古くから「寿留女」と呼ばれており、“花嫁が末永く家に留まる”という意味が込められた結納の縁起物として重宝されてきました。
今では栄養満点なヘルシー食品として人気を集めていますが、お酒を飲みながら日本の古き良き時代に思いを馳せてみるのも良いかもしれませんね。
するめには、ビタミンBの複合体の1種である「ナイアシン」が豊富に含まれており、二日酔いの予防に効果が期待できますので、日本酒などのお酒をよく飲む方には特にオススメのおつまみと言えるでしょう。
その際、するめを「するめ漬け」にして頂くと、よりお酒を飲むのが楽しくなりますので、是非お試しください。
- 醤油1:日本酒1:みりん1」の割合で作った調味液に漬け込む
- 冷蔵庫で2日以上寝かせる
- オーブントースターで表面がプツプツとするまでこんがり焼く
- 剣菱[剣菱酒造]:温かいおつまみが食べたくてするめをチンしてみたら意外と美味しかった。辛口の日本酒なら何でも合いそう(20代・女性)
- 土佐鶴[土佐鶴酒造]:定番の組み合わせ。(20代・女性)
- 酔鯨[酔鯨酒造]:料理を引き立たせる酔鯨をぬる燗で頂きながらするめ漬けを食べるのが堪らない。(20代・女性)
まとめ
今回は日本酒と合うヘルシーなおつまみを3つご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
「枝豆ってビールだけじゃなくて日本酒とも合うんだ」
「ヘルシーなおつまみって意外と多いんだね」
と驚かれた方も多いのではないでしょうか。
他にも日本酒と相性の良いヘルシーなおつまみはたくさんありますので、次の機会にご紹介したいと思います。
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